類は友を呼ぶ 意味|人間関係での使い方を紹介

「類は友を呼ぶ」とは、性格・考え方・趣味・価値観などが似ている人同士は、自然と集まりやすいという意味のことわざです。

友人関係、職場、学校、恋愛、SNSなど、人間関係を表す場面でよく使われます。

たとえば、明るい人の周りに明るい人が集まったり、同じ趣味を持つ人同士が仲良くなったりする場面で使えます。

目次

類は友を呼ぶの意味

「類は友を呼ぶ」は、簡単に言うと似た者同士は自然に仲間になりやすいという意味です。

ここでいう「類」は、同じ種類・似た性質を持つ人を表します。

つまり、次のような人同士が自然と近づきやすい、ということです。

共通点例
性格明るい人同士、落ち着いた人同士
趣味読書好き、音楽好き、ゲーム好き
価値観努力を大切にする人同士
行動まじめに取り組む人同士
雰囲気穏やかな人同士、活発な人同士

人は、自分と似ている部分がある相手に親しみを感じやすいものです。

そのため、気づいたら似たタイプの人が周りに集まっていることがあります。

類は友を呼ぶの読み方

「類は友を呼ぶ」は、るいはともをよぶと読みます。

「類」は「るい」と読み、似たもの・同じ種類のものという意味があります。

読み方で迷いやすい言葉ではありませんが、書くときは「類」と「友」を間違えないようにしましょう。

類は友を呼ぶの由来

「類は友を呼ぶ」は、中国の古典である『易経』にある考え方が由来とされています。

もともとは、同じ方向に向かうものや似た性質を持つものは自然と集まる、という意味の表現から広まったと考えられています。

現在では、難しい古典の意味よりも、人間関係で似た者同士が集まることを表すことわざとして使われるのが一般的です。

類は友を呼ぶは良い意味?悪い意味?

「類は友を呼ぶ」は、良い意味でも悪い意味でも使える言葉です。

ただし、使い方によっては相手を悪く言っているように聞こえることがあります。

良い意味で使う場合

良い意味では、気の合う人同士が自然に集まる様子を表します。

たとえば、次のような場面です。

  • 前向きな人の周りに前向きな人が集まる
  • 勉強熱心な人同士が仲良くなる
  • 思いやりのある人の周りに優しい人が集まる
  • 同じ趣味を持つ人同士で会話が盛り上がる

この場合は、相手をほめるニュアンスで使えます。

悪い意味で使う場合

悪い意味では、良くない考え方や行動をする人同士が集まる様子を表すこともあります。

たとえば、次のような場面です。

  • 愚痴ばかり言う人の周りに、愚痴を言う人が集まる
  • ルールを守らない人同士が仲良くなる
  • 人の悪口を言う人たちが一緒にいる

このように使うと、相手を批判する言い方になりやすいです。

会話で使うときは、相手を傷つけないように注意しましょう。

人間関係での類は友を呼ぶの使い方

「類は友を呼ぶ」は、人間関係を説明したいときに使いやすいことわざです。

特に、友人関係や職場、学校などで「似た人同士が自然に集まっている」と感じたときに使えます。

友人関係で使う場合

友人関係では、性格や趣味が似ている人同士が仲良くなる場面で使えます。

例文

  • あの2人は考え方がよく似ている。まさに類は友を呼ぶだね。
  • 読書好きの友達が自然と増えた。類は友を呼ぶとはこのことだ。
  • 明るい人の周りには明るい人が集まる。類は友を呼ぶのかもしれない。

友達について使う場合は、温かい印象になることが多いです。

職場で使う場合

職場では、仕事への姿勢や価値観が似ている人同士が近づく場面で使えます。

例文

  • 仕事に前向きな人たちが自然と集まっている。類は友を呼ぶのだろう。
  • 丁寧に仕事をする人の周りには、同じように誠実な人が多い。
  • 愚痴が多い人たちがいつも一緒にいるのを見ると、類は友を呼ぶと感じる。

職場で使う場合は、悪口のように聞こえないよう注意が必要です。

人に向かって直接言うより、状況を説明するときに使うのが自然です。

学校や部活動で使う場合

学校では、趣味・性格・目標が似ている人同士が集まる場面で使えます。

例文

  • 勉強を頑張る友達が増えたのは、類は友を呼ぶからかもしれない。
  • 部活で同じ目標を持つ仲間と仲良くなった。
  • いつも元気なグループには、やはり明るい人が多い。類は友を呼ぶだね。

前向きな人間関係を表すときに使うと、自然な印象になります。

恋愛で使う場合

恋愛では、価値観や雰囲気が似ている人同士が惹かれ合う場面で使えます。

例文

  • あのカップルは考え方が似ていて、類は友を呼ぶという感じがする。
  • 穏やかな人同士だから、一緒にいて落ち着くのだろう。
  • 趣味が同じ相手と自然に距離が縮まった。類は友を呼ぶのかもしれない。

ただし、恋愛で使うときは少し評論しているように聞こえる場合もあります。

本人に直接言うなら、「雰囲気が似ていて素敵ですね」のように言い換えるとやわらかくなります。

SNSやネットで使う場合

SNSでも「類は友を呼ぶ」は使えます。

同じ考え方や興味を持つ人が集まりやすいからです。

例文

  • 好きなジャンルを発信していたら、同じ趣味の人とつながれた。
  • SNSでは価値観の近い人が集まりやすい。まさに類は友を呼ぶだ。
  • 同じ目標を持つ人の投稿を見ると、自分も頑張ろうと思える。

SNSでは良い影響もありますが、似た意見ばかりに囲まれると視野が狭くなることもあります。

「類は友を呼ぶ」は便利な言葉ですが、違う考え方に触れる大切さも忘れないようにしましょう。

類は友を呼ぶの例文

ここでは、日常会話でそのまま使いやすい例文を紹介します。

良い意味の例文

  • 努力家の周りには努力家が集まる。類は友を呼ぶとはよく言ったものだ。
  • あのグループはみんな優しくて穏やかだね。類は友を呼ぶんだろうね。
  • 趣味が同じ人とすぐ仲良くなれた。類は友を呼ぶって本当だ。
  • 前向きな友達と一緒にいると、自分も頑張ろうと思える。
  • 似た価値観の人と出会うと、会話が自然に弾む。

悪い意味の例文

  • 不満ばかり言う人の周りには、同じような人が集まりやすい。
  • ルールを守らない人同士で固まっているのを見ると、類は友を呼ぶと感じる。
  • 人の悪口を言う人たちが集まると、空気まで悪くなる。
  • 似た者同士で気が合うのはよいが、悪い方向に進むこともある。
  • 類は友を呼ぶというから、自分がどんな人と一緒にいるかも大切だ。

悪い意味で使う場合は、相手を決めつける表現になりやすいです。

特定の人を攻撃する言い方は避けた方がよいでしょう。

類は友を呼ぶを使うときの注意点

「類は友を呼ぶ」は便利なことわざですが、使い方によっては失礼に聞こえることがあります。

相手を悪く決めつけない

「類は友を呼ぶ」は、似た者同士が集まるという意味です。

そのため、悪い意味で使うと、

「あなたもその人たちと同じタイプだ」

と言っているように受け取られることがあります。

たとえば、次のような言い方は注意が必要です。

  • あの人たち、類は友を呼ぶだよね。
  • 変な人の周りには変な人が集まるね。
  • だからあなたも同じなんじゃない?

このように言うと、相手を傷つける可能性があります。

人間関係について話すときは、人を評価する言葉としてではなく、状況を説明する言葉として使うのが安全です。

褒め言葉として使うと自然

「類は友を呼ぶ」は、褒める場面で使うと自然です。

たとえば、次のような言い方です。

  • 優しい人の周りには、やっぱり優しい人が集まるんですね。
  • 前向きな人同士で刺激し合っていて素敵ですね。
  • 似た価値観の仲間がいるのは心強いですね。

このように言うと、相手に良い印象を与えやすくなります。

「類は類を呼ぶ」は正しい?

「類は類を呼ぶ」という言い方を聞くこともあります。

意味は伝わりますが、ことわざとして一般的に使われる形は類は友を呼ぶです。

文章や作文、ビジネスメールなどで使うなら、類は友を呼ぶと書くのが無難です。

類は友を呼ぶの類語・似た意味の表現

「類は友を呼ぶ」と似た意味を持つ表現もあります。

それぞれ少しニュアンスが違うため、使い分けると文章が自然になります。

表現意味使い方のポイント
類を以て集まる似た者同士が集まるやや硬い表現
同気相求む同じ気質の者は互いに求め合う改まった文章向き
似た者同士性格や考え方が似ている人たち会話で使いやすい
気の合う仲間一緒にいて心地よい仲間良い意味で使いやすい
同じ穴の狢一見違っても同類であること悪い意味が強い

類を以て集まる

「類を以て集まる」は、「類は友を呼ぶ」に近い意味を持つ表現です。

やや硬い言い方なので、日常会話よりも文章向きです。

例文

  • 人は類を以て集まるものだ。
  • 同じ志を持つ者は、自然と類を以て集まる。

似た者同士

「似た者同士」は、日常会話で使いやすい表現です。

ことわざほどかしこまらず、やわらかい印象になります。

例文

  • あの2人は本当に似た者同士だね。
  • 似た者同士だから、一緒にいて楽なのだろう。

同じ穴の狢

「同じ穴の狢」は、悪い意味で使われることが多い表現です。

「結局は同じ種類の悪い仲間だ」というニュアンスがあります。

例文

  • 彼らは立場が違うように見えて、結局は同じ穴の狢だ。

相手に対して使うとかなり強い表現になるため、注意しましょう。

類は友を呼ぶの英語表現

「類は友を呼ぶ」は、英語では次のように表現できます。

Birds of a feather flock together.

直訳すると、「同じ羽を持つ鳥は群れる」という意味です。

つまり、似た者同士は自然と集まる、ということを表します。

英語の例文

  • Birds of a feather flock together.
    似た者同士は集まるものだ。
  • They became friends because they have similar values. Birds of a feather flock together.
    彼らは価値観が似ているから友達になった。類は友を呼ぶということだ。

また、短く言いたい場合は、次のような表現もあります。

Like attracts like.

「似たものは似たものを引き寄せる」という意味です。

日常的には、「Birds of a feather flock together.」の方がことわざらしい表現です。

類は友を呼ぶから考える人間関係のヒント

「類は友を呼ぶ」は、ただ人間関係を説明するだけの言葉ではありません。

自分の周りにいる人を見直すきっかけにもなります。

周りの人は自分を映す鏡になる

自分の周りにどんな人が多いかを見ると、自分が大切にしている価値観が見えてくることがあります。

たとえば、次のように考えられます。

  • 努力する人が周りに多いなら、自分も努力を大切にしている
  • 穏やかな人が多いなら、安心できる関係を求めている
  • 愚痴が多い人が多いなら、自分も不満を話しやすい環境にいる

もちろん、人間関係をすべてことわざだけで判断することはできません。

ただ、今の人間関係が自分に良い影響を与えているかを考えるきっかけにはなります。

良い人間関係を作るには自分の行動も大切

良い仲間と出会いたいなら、自分自身の行動を整えることも大切です。

たとえば、次のような行動です。

  • 相手の話をきちんと聞く
  • 悪口や不満ばかり言わない
  • 約束を守る
  • 前向きな言葉を選ぶ
  • 相手の努力を認める
  • 自分から学ぶ姿勢を持つ

自分が変わると、自然と関わる人や会話の内容も変わっていきます。

「類は友を呼ぶ」は、どんな人と付き合うかだけでなく、自分がどんな人でありたいかを考える言葉でもあります。

類は友を呼ぶに関するよくある質問

類は友を呼ぶは褒め言葉ですか?

使い方によります。

良い意味で使えば褒め言葉になります。

たとえば、「優しい人の周りには優しい人が集まる。類は友を呼ぶですね」と言えば、良い印象になります。

一方で、悪い意味で使うと相手を批判する言葉になります。

類は友を呼ぶは悪口になりますか?

言い方によっては悪口になります。

特に、相手の友人やグループを否定するように使うと、失礼に聞こえることがあります。

会話では、良い意味で使うか、一般論として使うのがおすすめです。

類は友を呼ぶと似た者同士の違いは?

「類は友を呼ぶ」は、似た者同士が自然と集まることを表すことわざです。

「似た者同士」は、性格や考え方が似ている人たちを表す日常的な言い方です。

つまり、「似た者同士」が集まる現象を表したことわざが「類は友を呼ぶ」だと考えるとわかりやすいです。

類は友を呼ぶはビジネスで使えますか?

使えます。

ただし、相手を評価するような場面では注意が必要です。

ビジネスでは、次のように前向きな意味で使うと自然です。

  • 前向きな姿勢の人が集まるチームは強い。類は友を呼ぶと言える。
  • 成長意欲の高い人同士が刺激し合っている。

悪い意味で使うと職場の人間関係を悪くする可能性があるため、慎重に使いましょう。

まとめ

「類は友を呼ぶ」とは、性格・考え方・趣味・価値観などが似ている人同士は、自然と集まりやすいという意味のことわざです。

友人関係、職場、学校、恋愛、SNSなど、人間関係を表す場面で幅広く使えます。

ただし、良い意味でも悪い意味でも使えるため、相手を決めつけるような言い方には注意が必要です。

特に会話では、次のように使うと自然です。

  • 良い仲間が集まっている場面
  • 趣味や価値観が合う人同士を表す場面
  • 前向きな人間関係を説明する場面

「類は友を呼ぶ」は、人間関係を表すだけでなく、自分がどんな人と関わり、どんな人でありたいかを考えるきっかけにもなる言葉です。

この記事を書いた人

敬語・丁寧表現、メール・LINEの文例、言葉の意味や違い、言い換え表現、表記ゆれなど、日常や仕事で迷いやすい日本語表現を実用重視で解説しています。
辞書・公的情報・一般的な使用実態などを確認しながら、初心者にもわかりやすい記事作成を心がけています。

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