骨が折れる 意味|仕事や作業での使い方を紹介

「骨が折れる」とは、何かをするのに大変な苦労や手間がかかるという意味の慣用句です。

仕事や作業、勉強、家事など、時間や労力が必要な場面でよく使われます。

たとえば、次のように使います。

この資料を一から作るのは、かなり骨が折れる。

これは「資料作成で本当に骨が折れる」という意味ではなく、資料作成が大変で、苦労するという意味です。

目次

骨が折れるの意味

骨が折れるは苦労する・手間がかかるという意味

「骨が折れる」は、次のような意味で使います。

言葉意味
骨が折れる物事をするのに苦労する
骨が折れる手間や時間がかかって大変である
骨が折れる簡単には終わらない作業である

つまり、「骨が折れる作業」とは、簡単ではなく、労力が必要な作業のことです。

実際に骨が折れる意味ではない

「骨が折れる」は、慣用句として使う場合、けがの「骨折」を表す言葉ではありません。

次の2つは意味が違います。

表現意味
転んで骨が折れた実際に骨折した
この作業は骨が折れる作業が大変で苦労する

会話では、ほとんどの場合「大変だ」「苦労する」という意味で使われます。

骨が折れるの読み方

読み方は、ほねがおれるです。

「骨」は「ほね」、「折れる」は「おれる」と読みます。

漢字で書くと少し硬く見えますが、日常会話でも使われる自然な表現です。

骨が折れるを使う場面

仕事で大変な作業をするとき

「骨が折れる」は、仕事で手間のかかる作業を表すときによく使います。

たとえば、次のような場面です。

  • 大量の資料を整理する
  • 細かいデータを確認する
  • 複数の人と予定を調整する
  • 新しい仕組みを一から作る
  • 難しい相手に説明する

単に「忙しい」というより、手順が多い・集中力がいる・簡単に終わらないというニュアンスがあります。

勉強や練習に時間がかかるとき

勉強や練習にも使えます。

たとえば、苦手な単元を理解したり、新しい技術を身につけたりするときです。

英文法を基礎からやり直すのは骨が折れる。

この文では、「英文法のやり直しには時間と努力が必要だ」という意味になります。

家事や日常の作業が大変なとき

日常生活でも使えます。

引っ越しの荷造りは骨が折れる。
古い書類を片づけるのは骨が折れた。
年末の大掃除は思った以上に骨が折れる。

このように、面倒で時間がかかる作業に対して使いやすい表現です。

骨が折れるの使い方と例文

骨が折れる作業

「骨が折れる作業」は、もっとも使いやすい形です。

顧客情報を一件ずつ確認するのは、骨が折れる作業です。

古いデータを新しい形式に直すのは、思ったより骨が折れる作業だった。

手書きのメモをすべて入力するのは、かなり骨が折れる作業です。

仕事や事務作業、整理、確認などに使いやすい表現です。

骨が折れる仕事

「骨が折れる仕事」は、手間や責任の重い仕事を表すときに使います。

クレーム対応は、精神的にも骨が折れる仕事です。

新人に一から仕事を教えるのは骨が折れる仕事だが、成長を見るとうれしい。

関係者の意見をまとめるのは、なかなか骨が折れる仕事です。

ただし、人に直接「あなたの仕事は骨が折れますね」と言うと、少し重く聞こえる場合があります。

相手をねぎらうなら、次のように言い換えると自然です。

大変なお仕事ですね。
いつも丁寧に対応されていてすごいですね。
かなり手間のかかる業務ですね。

骨が折れた

過去の苦労を表すときは、「骨が折れた」と言います。

会議の日程を全員に合わせるのは骨が折れた。

使い方を説明するのに骨が折れたが、最後は理解してもらえた。

古い資料を探し出すのに骨が折れた。

「骨が折れた」は、やり終えたあとに大変だったと振り返るときに使いやすい形です。

骨が折れそう

これから大変になりそうな場面では、「骨が折れそう」と言えます。

この量の資料を今日中に確認するのは骨が折れそうだ。

初めての業務なので、覚えるまで骨が折れそうです。

全員の意見をまとめるのは、かなり骨が折れそうですね。

まだ作業が終わっていない段階で、大変になりそうだと予想する表現です。

仕事で使える骨が折れるの例文

社内で使う例文

社内の会話では、少しくだけた形で使えます。

この集計、思ったより骨が折れますね。

一つずつ確認する必要があるので、かなり骨が折れそうです。

前任者の資料を整理するのに、だいぶ骨が折れました。

手順が複雑なので、最初は骨が折れると思います。

ビジネスメールで使う例文

ビジネスメールでは、少し丁寧な表現にすると自然です。

今回の確認作業は細かな点が多く、やや骨が折れる内容でした。

関係各所との調整には骨が折れましたが、無事に進めることができました。

初期設定には多少骨が折れる部分もありますが、手順に沿って進めれば問題ありません。

ただし、取引先に対して使う場合は注意が必要です。

「骨が折れる」はやや率直な表現なので、相手に不満を伝えているように聞こえることがあります。

丁寧に言いたい場合は、次の表現がおすすめです。

言いたい内容丁寧な言い換え
骨が折れる作業です手間のかかる作業です
骨が折れました調整に時間を要しました
かなり骨が折れます慎重な対応が必要です
骨が折れる内容です確認事項が多い内容です

骨が折れるを使うときの注意点

相手の仕事に使うと失礼に聞こえることがある

「骨が折れる」は、自分の苦労を表すときには自然です。

しかし、相手の仕事に対して使うと、言い方によっては「大変そうで面倒な仕事ですね」と聞こえることがあります。

たとえば、次の言い方は少し注意が必要です。

その仕事、骨が折れますね。

悪い意味ではありませんが、相手によっては軽く見られたように感じるかもしれません。

相手を気遣うなら、次のように言うとやわらかくなります。

大変なお仕事ですね。
細かな対応が多くて大変そうですね。
いつも丁寧に進められていてすごいですね。

愚痴っぽく聞こえる場合がある

「骨が折れる」は、大変さを表す言葉です。

そのため、何度も使うと「面倒だ」「やりたくない」という印象になることがあります。

たとえば、次のように使いすぎると、やや不満が強く見えます。

この仕事は骨が折れる。
あの作業も骨が折れる。
毎回骨が折れる。

仕事で前向きな印象にしたい場合は、次のように補足するとよいでしょう。

骨が折れる作業ですが、正確さが求められる大切な工程です。

最初は骨が折れますが、慣れれば効率よく進められます。

骨が折れる仕事ではありますが、やりがいもあります。

医療やけがの話では誤解に注意する

「骨が折れる」は慣用句ですが、けがの話をしている場面では、実際の骨折と誤解されることがあります。

たとえば、病院やスポーツの話では注意が必要です。

転んだあとに作業するのは骨が折れた。

この文は、状況によっては「本当に骨折したのか」と誤解されるかもしれません。

誤解を避けたいときは、次のように言い換えると安心です。

転んだあとに作業するのは大変だった。
作業を進めるのにかなり苦労した。

骨が折れるの言い換え表現

日常会話で使いやすい言い換え

「骨が折れる」は、次の言葉に言い換えられます。

言い換えニュアンス
大変幅広く使える
手間がかかる作業量が多い
面倒少しくだけた表現
苦労する努力や困難がある
時間がかかる完了まで長い
根気がいる続ける力が必要
労力がいる体力・集中力が必要

たとえば、次のように言い換えられます。

この入力作業は骨が折れる。
この入力作業は手間がかかる。

新人に教えるのは骨が折れる。
新人に教えるのは根気がいる。

関係者の調整は骨が折れた。
関係者の調整には時間がかかった。

ビジネスで使いやすい言い換え

ビジネスでは、少し丁寧な言葉にすると印象がよくなります。

骨が折れるビジネス向けの言い換え
骨が折れる作業手間のかかる作業
骨が折れる仕事慎重な対応が必要な業務
骨が折れた調整に時間を要した
骨が折れそう一定の工数がかかりそう
かなり骨が折れる相応の労力が必要

特にメールや資料では、「骨が折れる」よりも手間がかかる・工数がかかる・慎重な対応が必要のほうが自然な場合があります。

骨が折れると骨を折るの違い

骨が折れるは大変であるという状態

「骨が折れる」は、物事が大変である状態を表します。

この作業は骨が折れる。

この文では、「作業そのものが大変だ」という意味です。

骨を折るは努力する・力を尽くすという行動

一方、「骨を折る」は、努力する・力を尽くすという意味で使います。

彼は新人教育に骨を折った。

これは、「彼が新人教育のために努力した」という意味です。

2つの違いを整理すると、次のようになります。

表現主な意味例文
骨が折れる大変で苦労するこの作業は骨が折れる
骨を折る努力する・力を尽くす彼は準備に骨を折った

「骨が折れる」は、作業の大変さに焦点があります。

「骨を折る」は、人の努力に焦点があります。

骨が折れるに近い慣用句

手を焼く

「手を焼く」は、扱いに困るという意味です。

気難しい相手への対応に手を焼いた。

「骨が折れる」は作業の大変さに使いやすく、「手を焼く」は人や問題への対応に困る場面で使いやすい表現です。

頭を悩ませる

「頭を悩ませる」は、どうすればよいか考えて困るという意味です。

予算の調整に頭を悩ませた。

「骨が折れる」は労力の大変さ、「頭を悩ませる」は考える大変さを表します。

力を尽くす

「力を尽くす」は、できる限り努力するという意味です。

チーム全員で力を尽くした。

「骨が折れる」よりも前向きで、ビジネスでも使いやすい表現です。

骨が折れるの英語表現

「骨が折れる」は、英語では文脈に合わせて表現します。

日本語英語表現
骨が折れる作業hard work
手間がかかるtime-consuming
労力がいるlaborious
大変な仕事a tough job
根気がいるrequires patience

例文で見ると、次のようになります。

This task is time-consuming.
この作業は時間がかかる。

It was hard work to organize all the files.
すべてのファイルを整理するのは骨が折れた。

Training new staff requires patience.
新人を育てるのは根気がいる。

英語では、日本語の「骨が折れる」を一語でそのまま訳すより、何が大変なのかに合わせて表現を選ぶのが自然です。

骨が折れるのよくある間違い

骨を折れるとは言わない

「骨が折れる」と「骨を折る」はありますが、慣用句として「骨を折れる」とは通常言いません。

正しい表現不自然な表現
骨が折れる骨を折れる
骨を折る骨が折る

自動詞・他動詞の違いに注意しましょう。

何でも骨が折れると言うと大げさになる

「骨が折れる」は、ある程度の苦労や手間があるときに使う表現です。

とても簡単なことに使うと、大げさに聞こえる場合があります。

ペンを取るのは骨が折れる。

このような文は、普通の状況では不自然です。

次のように、時間や労力がかかる場面で使いましょう。

大量のアンケートを集計するのは骨が折れる。

複雑な手続きを一つずつ確認するのは骨が折れる。

骨が折れるの使い方まとめ

「骨が折れる」は、仕事や作業に手間・時間・労力がかかって大変だという意味の慣用句です。

特に、次のような場面で使いやすい表現です。

  • 細かい確認が必要な作業
  • 時間がかかる仕事
  • 調整が多い業務
  • 根気が必要な勉強や練習
  • 家事や片づけなどの面倒な作業

ただし、ビジネスメールや目上の人に対しては、少し直接的に聞こえる場合があります。

丁寧に言いたいときは、手間がかかる・時間を要する・慎重な対応が必要などに言い換えると自然です。

「骨が折れる」は、大変さを短く伝えられる便利な言葉です。
意味と使い方を知っておくと、仕事や日常の会話で表現の幅が広がります。

この記事を書いた人

敬語・丁寧表現、メール・LINEの文例、言葉の意味や違い、言い換え表現、表記ゆれなど、日常や仕事で迷いやすい日本語表現を実用重視で解説しています。
辞書・公的情報・一般的な使用実態などを確認しながら、初心者にもわかりやすい記事作成を心がけています。

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