人を紹介してもらったときのお礼メールは、「ありがとうございます」だけで終わらせないことが大切です。
紹介してくれた相手は、あなたと紹介先のあいだに入ってくれています。だからこそ、感謝に加えて、誰を紹介してもらったのか・その後どう動いたのか・今後どうするのかまで伝えると、丁寧で信頼感のあるメールになります。
この記事では、紹介してくれた相手に送るお礼メールの書き方と、そのまま使える例文をまとめました。
ビジネスでも失礼になりにくい表現に絞っているので、状況に合わせて名前や内容を入れ替えれば使えます。
紹介 お礼メールは何を書けばいい?
まずは、基本の型を押さえておくと書きやすくなります。
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 件名 | ご紹介のお礼/○○様ご紹介のお礼 など |
| 冒頭 | 紹介してもらったことへの感謝 |
| 本文前半 | 誰を紹介してもらったかを明記 |
| 本文後半 | 連絡・面談・進捗などの現状報告 |
| 結び | 今後の対応と改めてのお礼 |
ポイントは、お礼+報告の形にすることです。
「紹介してもらって終わり」ではなく、「ご紹介いただいたあと、きちんと動いています」と伝えると、相手も安心できます。
紹介 お礼メールの書き方
送るタイミング
紹介のお礼メールは、できるだけ早く送りましょう。
理想は、紹介を受けた当日から翌営業日までです。
まだ紹介相手と連絡がついていない場合でも、まずは紹介してくれたこと自体へのお礼を先に送って問題ありません。
そのうえで、
- 連絡がついた
- 面談した
- 話が進んだ
- 結果が出た
という節目で、必要に応じてあらためて報告すると丁寧です。
件名の付け方
件名は、ひと目で内容がわかることが大切です。
おすすめは、次のような形です。
- ご紹介のお礼
- ○○様ご紹介のお礼
- ご紹介いただきありがとうございました
- ○○様をご紹介いただいた件のお礼
少し具体性を出したいときは、かっこで自分の名前を添えると親切です。
- ご紹介のお礼(山田)
- ○○様ご紹介のお礼(株式会社△△ 山田)
本文の基本構成
本文は、次の順番で書くとまとまりやすくなります。
本文に入れる順番
- 宛名
- 挨拶・名乗り
- 紹介へのお礼
- 紹介された相手や内容
- 現在の状況・今後の対応
- 結びの挨拶
- 署名
たとえば、本文の中心はこの流れです。
- このたびは○○様をご紹介いただき、誠にありがとうございました
- 早速ご連絡し、面談の機会をいただいております
- 今後の進展につきましては、改めてご報告申し上げます
この3点が入るだけでも、かなり整った印象になります。
丁寧さが伝わる一言
定型文だけだと、やや事務的に見えることがあります。
そんなときは、紹介してくれた相手への気遣いが伝わる一言を添えるのがおすすめです。
使いやすい表現は、次のとおりです。
- 貴重なご縁をいただき、心より感謝申し上げます
- ○○様のお力添えに深く感謝しております
- ご厚意にお応えできるよう努めてまいります
- 今回のご紹介を大切なご縁として、誠実に対応してまいります
大げさすぎず、でも軽くなりすぎない言い回しを選ぶと自然です。
紹介 お礼メール 例文
ここからは、そのまま使いやすい形で例文を紹介します。
紹介者に送る基本の例文
件名:ご紹介のお礼
○○様
いつもお世話になっております。△△の山田です。
このたびは、□□株式会社の佐藤様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。
このようなご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
まずは取り急ぎ、ご紹介いただいたお礼をお伝えしたくご連絡いたしました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
山田 太郎
株式会社△△
部署名
電話番号
メールアドレス
紹介された相手と連絡がついた後の例文
件名:ご紹介のお礼
○○様
いつもお世話になっております。△△の山田です。
このたびは、□□株式会社の佐藤様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、先ほど佐藤様へご連絡し、ご挨拶を差し上げることができました。
貴重なご縁をおつなぎいただき、心より感謝申し上げます。
今後、進展がございましたら、改めてご報告申し上げます。
引き続きよろしくお願いいたします。
山田 太郎
株式会社△△
部署名
電話番号
メールアドレス
面談・打ち合わせ後に報告を兼ねる例文
件名:ご紹介のお礼とご報告
○○様
いつもお世話になっております。△△の山田です。
先日は、□□株式会社の佐藤様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。
本日、佐藤様とお話しする機会をいただき、非常に有意義なお時間となりました。
○○様にご紹介いただいたおかげで、よいご縁につながりましたことを感謝しております。
今後の進展につきましては、またあらためてご報告いたします。
このたびは誠にありがとうございました。
山田 太郎
株式会社△△
部署名
電話番号
メールアドレス
成約・採用・案件化につながったときの例文
件名:ご紹介のお礼とご報告
○○様
いつもお世話になっております。△△の山田です。
このたびは、□□株式会社の佐藤様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、その後お話が進み、今回○○の件でご一緒できることとなりました。
これもひとえに○○様のお力添えによるものと、心より感謝申し上げます。
今回いただいたご縁を大切にし、ご期待に添えるよう誠実に取り組んでまいります。
改めまして、深く御礼申し上げます。
山田 太郎
株式会社△△
部署名
電話番号
メールアドレス
まだ結果が出ていないときの例文
件名:ご紹介のお礼
○○様
いつもお世話になっております。△△の山田です。
このたびは、□□株式会社の佐藤様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。
現在、佐藤様と日程を調整しており、近くお話しする予定です。
このような機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
進展がございましたら、あらためてご報告いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
山田 太郎
株式会社△△
部署名
電話番号
メールアドレス
良い結果にならなかったときの例文
件名:ご紹介のお礼とご報告
○○様
いつもお世話になっております。△△の山田です。
このたびは、□□株式会社の佐藤様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。
その後お話しする機会をいただきましたが、今回は具体的なお取り組みには至りませんでした。
しかしながら、貴重なお時間とご縁をいただけたことに、心より感謝しております。
せっかくご紹介いただいたにもかかわらず、結果につなげられなかった点は恐縮ですが、今回のご縁を今後に生かしてまいります。
改めまして、このたびのご厚意に御礼申し上げます。
山田 太郎
株式会社△△
部署名
電話番号
メールアドレス
目上の人により丁寧に送る例文
件名:ご紹介のお礼
○○様
平素より大変お世話になっております。株式会社△△の山田でございます。
このたびは、ご多忙のところ□□株式会社の佐藤様をご紹介賜り、誠にありがとうございました。
早速、佐藤様にご挨拶を差し上げる機会を頂戴しております。
このような貴重なご縁をお取り次ぎいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
○○様のご厚意に背かぬよう、誠実に対応してまいる所存でございます。
まずは取り急ぎ、メールにて御礼申し上げます。
山田 太郎
株式会社△△
部署名
電話番号
メールアドレス
紹介された相手へ送る初回メール例文
件名:ご挨拶のお願い(○○様よりご紹介いただきました山田です)
佐藤様
はじめてご連絡いたします。株式会社△△の山田と申します。
このたび、○○様よりご紹介いただき、ご連絡差し上げました。
○○様から佐藤様のお話を伺い、ぜひ一度ご挨拶の機会をいただければと思っております。
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご都合のよいお日にちがございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
山田 太郎
株式会社△△
部署名
電話番号
メールアドレス
紹介 お礼メールで避けたいNG
抽象的なお礼だけで終わる
「ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」だけだと、何に対するお礼なのかが見えにくくなります。
最低でも、
- 誰を紹介してもらったのか
- どのような機会をもらったのか
は入れましょう。
紹介後の動きが見えない
紹介した側は、少なからず気を遣っています。
そのため、紹介したあと何も報告がないと、不安にさせてしまうことがあります。
まだ結果が出ていなくても、
- すでに連絡した
- 日程調整中である
- 面談予定である
といった一言があるだけで印象が変わります。
紹介者の顔を立てない表現
紹介相手とのやり取りがうまく進まなかったとしても、紹介者へのメールで不満や否定的な印象を強く出すのは避けたいところです。
たとえば、
- 相手の反応がよくありませんでした
- 話が合いませんでした
- あまり前向きではありませんでした
のような書き方は避け、事実をやわらかく伝えるほうが無難です。
言い換えるなら、
- 今回は具体的なお話には至りませんでした
- 現時点では見送りとなりました
- 今後の可能性を含め、引き続き関係構築に努めてまいります
のようにすると、角が立ちにくくなります。
そのまま使える件名例
件名に迷ったときは、次の形から選べば十分です。
- ご紹介のお礼
- ○○様ご紹介のお礼
- ご紹介いただきありがとうございました
- ご紹介のお礼とご報告
- ○○様をご紹介いただいた件のお礼
- ご挨拶のお願い(○○様よりご紹介いただきました山田です)
件名は長すぎると読みにくくなるため、簡潔さを優先しましょう。
よくある質問
紹介メールにCCが入っていたときはどうする?
最初の返信は、CCを残したまま返信する形がわかりやすいことが多いです。
紹介者・紹介先の双方に「連絡を受け取りました」と伝わるためです。
その後、個別のやり取りに移る場合は、内容に応じて宛先を整理しましょう。
まずお礼だけ送り、結果報告はあとでもよいですか?
問題ありません。
むしろ、結果を待ってお礼が遅くなるより、先に感謝を伝えるほうが丁寧です。
その場合は、
「まずはご紹介のお礼まで申し上げます」
「進展がございましたら改めてご報告いたします」
と添えると自然です。
メールではなく手紙のほうがよいですか?
通常はメールで十分です。
ただし、特にお世話になった相手、役職が高い相手、成約や採用など大きな結果につながった相手には、メールに加えて手紙やお礼状を添えると、より丁寧な印象になります。📩
まとめ
紹介のお礼メールで大切なのは、次の3つです。
- 感謝をはっきり伝える
- 誰を紹介してもらったのかを明記する
- その後の状況をひと言でも報告する
この3点が入っていれば、短いメールでも誠意は十分に伝わります。
迷ったときは、まずこの形で考えると書きやすくなります。
「このたびは○○様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。早速ご連絡し、今後の進展につきましては改めてご報告申し上げます。」
この基本形をベースに、状況に合わせて少しずつ調整していけば大丈夫です。
