小学生向け季語一覧|俳句作りに使える言葉

俳句を作るときに大切なのが季語です。

季語とは、春・夏・秋・冬・新年など、季節を表す言葉のことです。
「桜」と聞けば春、「雪」と聞けば冬を思い浮かべるように、季語を入れると、短い俳句の中に季節の景色が広がります。

この記事では、小学生が俳句作りで使いやすい季語を、春・夏・秋・冬・新年に分けて紹介します。
宿題や俳句コンクール、授業で俳句を作るときの参考にしてください。

目次

季語とは?小学生にもわかりやすく解説

季語とは、季節を表す言葉のことです。

たとえば、次のような言葉が季語になります。

季語季節思い浮かぶもの
入学式、花見、校庭
かき氷暑い日、夏祭り、冷たい味
赤とんぼ夕方、田んぼ、帰り道
寒い朝、雪だるま、白い景色
お年玉新年正月、親せき、楽しみ

俳句は、基本的に五・七・五の十七音で作ります。
その中に季語を一つ入れることで、「いつの季節の俳句なのか」が読み手に伝わりやすくなります。

小学生が季語を選ぶときのコツ

季語はたくさんありますが、最初からむずかしい言葉を選ぶ必要はありません。

小学生が俳句を作るときは、次のような季語を選ぶと作りやすくなります。

自分が見たことのある季語を選ぶ

俳句は、想像だけでなく、自分が見たこと・聞いたこと・感じたことを書くと自然になります。

たとえば、夏なら「入道雲」「せみ」「プール」「かき氷」など、身近な季語を選ぶと書きやすいです。

気持ちではなく景色が浮かぶ言葉を選ぶ

「楽しい」「うれしい」だけでは、季節が伝わりにくいです。

そのかわりに、次のような季語を使うと、景色が見えやすくなります。

気持ちだけの言葉季語を使った言葉
楽しい夏祭り
きれい
寒い初雪
さびしい秋の夕暮れ

季語を入れると、気持ちを直接書かなくても、読んだ人に伝わりやすくなります。

音の数が合いやすい季語を選ぶ

俳句は五・七・五で作るため、音の数が数えやすい季語を選ぶと便利です。

たとえば、次の季語は俳句に入れやすいです。

季語読み方音の数
さくらさ・く・ら3音
夏休みな・つ・や・す・み5音
赤とんぼあ・か・と・ん・ぼ5音
霜柱し・も・ば・し・ら5音
初もうでは・つ・も・う・で5音

5音の季語は、そのまま「上の五」や「下の五」に入れやすいので、初心者にもおすすめです。

小学生向け季語一覧【春夏秋冬・新年】

ここからは、小学生が俳句作りに使いやすい季語を季節ごとに紹介します。

春の季語一覧

春は、花が咲いたり、新しい生活が始まったりする季節です。
明るい気持ちや、少しどきどきする気持ちを表しやすい季語が多くあります。

季語読み方使いやすい場面
さくら花見、校庭、通学路
たんぽぽたんぽぽ公園、道ばた、野原
つくしつくし土手、春の散歩
菜の花なのはな畑、黄色い花
春風はるかぜ登校中、外遊び
春の雨はるのあめ傘、ぬれた道
うぐいすうぐいす鳥の声、山や庭
ちょう花の近く、庭
ひな祭りひなまつり3月の行事
卒業そつぎょう学校、友だち、別れ
入学にゅうがく新しい教室、ランドセル
遠足えんそくお弁当、バス、友だち

春の俳句に使いやすい言葉の組み合わせ

春の俳句では、次のような組み合わせが作りやすいです。

季語合わせやすい言葉
校庭、ランドセル、風、帰り道
たんぽぽ道ばた、黄色、しゃがむ、見つける
春風帽子、髪、カーテン、教室
入学名前、教室、くつ箱、となりの席

春の俳句では、新しいことが始まる感じを入れると、小学生らしい作品になります。

夏の季語一覧

夏は、暑さ・水遊び・虫・夏休みなど、元気な景色を表しやすい季節です。
夏休みの宿題で俳句を作るときにも使いやすい季語が多くあります。

季語読み方使いやすい場面
夏休みなつやすみ宿題、旅行、朝寝坊
せみせみ鳴き声、木、登下校
かぶと虫かぶとむし虫取り、森、夜
ほたるほたる川、夜、光
ひまわりひまわり花だん、太陽
入道雲にゅうどうぐも空、夕立の前
夕立ゆうだち急な雨、雷
プールプール水泳、学校、友だち
かき氷かきごおり夏祭り、冷たい味
麦茶むぎちゃのどがかわいた日
風鈴ふうりん家、風、涼しさ
金魚きんぎょ金魚すくい、水そう
花火はなび夜空、夏祭り
浴衣ゆかた祭り、夕方

夏の俳句に使いやすい言葉の組み合わせ

季語合わせやすい言葉
せみ朝、校庭、声、木の上
プール水しぶき、友だち、空、ゴーグル
かき氷舌、色、スプーン、祭り
花火夜空、音、家族、見上げる

夏の俳句では、音・色・暑さ・冷たさを書くと、読み手に伝わりやすくなります。

秋の季語一覧

秋は、月・虫の声・紅葉・木の実など、少し落ち着いた雰囲気の季語が多い季節です。
運動会や遠足など、学校行事の俳句にも使いやすい季節です。

季語読み方使いやすい場面
赤とんぼあかとんぼ夕方、田んぼ、帰り道
こおろぎこおろぎ夜、草むら、鳴き声
虫の声むしのこえ夜、庭、帰り道
すすきすすき野原、月見
もみじもみじ山、公園、遠足
どんぐりどんぐり公園、拾う、袋
くり秋の食べ物
かき木、庭、実り
なし果物、給食、家
ぶどうぶどう果物、遠足、秋の味
つき夜空、帰り道
名月めいげつ月見、夜
いわし雲いわしぐも秋の空
稲刈りいねかり田んぼ、実り
運動会うんどうかい走る、応援、校庭

秋の俳句に使いやすい言葉の組み合わせ

季語合わせやすい言葉
赤とんぼ指先、夕焼け、田んぼ、帰り道
どんぐりポケット、拾う、ころがる、公園
夜、窓、家族、見上げる
運動会かけっこ、応援、赤組、白組

秋の俳句では、夕方・音・実り・行事を入れると、季節がよく伝わります。

冬の季語一覧

冬は、寒さ・雪・年末の行事・あたたかい食べ物などを表す季語が多い季節です。
寒い中で見つけた小さな発見を書くと、よい俳句になりやすいです。

季語読み方使いやすい場面
ゆき朝、通学路、雪だるま
初雪はつゆき今年初めての雪
霜柱しもばしら朝、土、ふむ音
枯れ葉かれは道、公園、風
白鳥はくちょう池、川、冬の鳥
みかんみかんこたつ、家、手
こたつこたつ家族、冬の部屋
おでんおでん夕食、あたたかさ
冬休みふゆやすみ宿題、家、年末
大みそかおおみそか年越し、夜
除夜の鐘じょやのかね年末の夜
北風きたかぜ登校中、寒さ
手袋てぶくろ通学、朝、寒い手

冬の俳句に使いやすい言葉の組み合わせ

季語合わせやすい言葉
足あと、白い道、手のひら、校庭
霜柱ふむ、音、朝、くつ
こたつみかん、家族、ねこ、テレビ
北風ほっぺ、マフラー、帰り道、走る

冬の俳句では、寒さとあたたかさの対比を入れると、印象に残りやすくなります。

新年の季語一覧

俳句では、春夏秋冬とは別に「新年」の季語があります。
お正月の行事や、新しい年の気持ちを表す言葉です。

季語読み方使いやすい場面
正月しょうがつ新しい年、家族
元日がんじつ1月1日
初日の出はつひので朝日、海、山
初もうではつもうで神社、願いごと
お年玉おとしだま親せき、封筒
年賀状ねんがじょうポスト、友だち
書き初めかきぞめ筆、半紙
門松かどまつ家の前、正月飾り
雑煮ぞうにおもち、朝ごはん
たこあげたこあげ空、広場、風

新年の俳句では、今年はじめて見たもの・したことを書くと作りやすいです。

俳句作りに使いやすい五音の季語

五音の季語は、五・七・五の「五」の部分にそのまま入れやすいので便利です。

季節五音の季語読み方
ひな祭りひなまつり
春の雨はるのあめ
夏休みなつやすみ
かき氷かきごおり
かぶと虫かぶとむし
赤とんぼあかとんぼ
虫の声むしのこえ
霜柱しもばしら
冬休みふゆやすみ
大みそかおおみそか
新年初もうではつもうで
新年お年玉おとしだま
新年初日の出はつひので

たとえば「夏休み」を使うなら、次のように考えられます。

夏休み

夏休みに何をした?

海へ行った、宿題をした、朝寝坊した

五・七・五に整える

季語を先に決めると、俳句のテーマも決めやすくなります。

小学生向けの俳句の作り方

ここでは、季語を使って俳句を作る手順を紹介します。

手順1:季語を一つ選ぶ

まずは、使いたい季語を一つ選びます。

例:赤とんぼ

手順2:見たことや感じたことを書く

次に、その季語から思い浮かぶ場面を書き出します。

赤とんぼなら、次のような言葉が出てきます。

・夕方
・田んぼ
・帰り道
・指にとまる
・空が赤い

この時点では、五・七・五になっていなくても大丈夫です。

手順3:五・七・五に近づける

最後に、言葉を短くしたり、順番を入れ替えたりして、五・七・五に近づけます。

例:

赤とんぼ
帰り道に
ついてくる

まずは、完璧な俳句を目指すよりも、季節の景色が伝わるかを大切にしましょう。

俳句が作りやすくなる型

俳句に迷ったときは、次の型に当てはめると作りやすくなります。

型1:季語+場所+動き

季語を選んで、「どこで」「何をしたか」を入れる型です。

例:

かき氷
屋台の前で
舌青い

小学生の俳句では、実際に見たことを書くと自然です。

型2:季語+音+気づいたこと

音を入れると、俳句の場面が伝わりやすくなります。

例:

霜柱
ふむたび朝が
音を出す

「ザクザク」「ミーンミーン」などの音を入れるのもおすすめです。

型3:季語+色+自分の動き

色を入れると、景色がはっきりします。

例:

赤とんぼ
夕日の色へ
飛んでいく

色、音、におい、手ざわりなどを入れると、俳句に自分らしさが出ます。

季語を使うときの注意点

季語を使うときは、次の点に気をつけましょう。

季語は基本的に一つでよい

俳句には、基本的に季語を一つ入れれば十分です。

たとえば、次のように季語が多いと、どの季節を中心にしたいのか分かりにくくなります。

桜咲き
春風ふいて
蝶が飛ぶ

この句では、「桜」「春風」「蝶」がすべて春の季語です。
悪いわけではありませんが、最初は季語を一つにしぼると、伝えたいことがはっきりします。

「月」は秋の季語になることがある

月は一年中見えますが、俳句では「月」だけで秋の季語として扱われることがあります。

そのため、冬の俳句を作りたいときに「月」を入れると、秋の句と受け取られる場合があります。

冬の月を表したいときは、「冬の月」のように書くと分かりやすくなります。

今の季節感とずれる季語もある

季語の季節は、昔の暦にもとづいて分けられているものがあります。

そのため、今の感覚では夏に思える言葉が、歳時記では秋の季語になっていることもあります。

学校の宿題では、先生の指示に合わせるのが一番です。
俳句コンクールに出す場合や、正確に知りたい場合は、歳時記や季語辞典で確認すると安心です。

小学生が俳句を上手に見せるポイント

俳句を上手に見せるには、むずかしい言葉を使うよりも、自分だけの発見を書くことが大切です。

気持ちをそのまま書きすぎない

「楽しい」「うれしい」「きれい」だけで終わると、少し説明っぽくなります。

たとえば、次のようにすると景色が見えやすくなります。

説明っぽい表現俳句らしい表現
花火がきれい花火の音で空を見上げた
雪が楽しい雪に足あとをつけた
かき氷がおいしい舌の色が青くなった

気持ちは、景色や動きで伝えると俳句らしくなります。

自分の体験を入れる

小学生の俳句では、日常の小さなできごとがよい題材になります。

たとえば、次のような場面です。

・登校中に見た花
・校庭で聞いたせみの声
・帰り道で見つけた赤とんぼ
・朝ふんだ霜柱
・お正月にもらった年賀状

「すごいこと」を書こうとしなくても大丈夫です。
自分が本当に見たことを書くと、読み手に伝わる俳句になります。

まとめ

小学生が俳句を作るときは、まず身近で使いやすい季語を一つ選ぶことが大切です。

春なら「桜」「たんぽぽ」「入学」、夏なら「夏休み」「せみ」「かき氷」、秋なら「赤とんぼ」「どんぐり」「月」、冬なら「雪」「こたつ」「霜柱」、新年なら「初もうで」「お年玉」「年賀状」などが使いやすい季語です。

俳句は、短い言葉で季節の景色を伝える詩です。
むずかしい言葉を使うよりも、自分が見たこと、聞いたこと、感じたことを大切にして作ってみましょう。

この記事を書いた人

敬語・丁寧表現、メール・LINEの文例、言葉の意味や違い、言い換え表現、表記ゆれなど、日常や仕事で迷いやすい日本語表現を実用重視で解説しています。
辞書・公的情報・一般的な使用実態などを確認しながら、初心者にもわかりやすい記事作成を心がけています。

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