取引先や社内の相手に、「あとで電話をください」とお願いしたい場面は意外と多いものです。
ただ、言い方を間違えると、
一方的・急かしている・ぶっきらぼう
という印象を与えやすいのも、折り返し電話の依頼メールです。
そこでこの記事では、折り返し電話 依頼メールの基本的な書き方から、そのまま使える例文、失礼になりにくい言い換えまで、実務で使いやすい形でまとめました。
忙しい相手にも伝わりやすいように、件名・本文・時間帯・用件の書き方まで具体的に整理しています。
折り返し電話 依頼メールとは
折り返し電話 依頼メールとは、相手に対して電話での連絡や対応をお願いするメールです。
たとえば、次のような場面で使います。
- 担当者が不在で、あとから電話をもらいたいとき
- 急ぎの確認があり、メールだけでは済ませにくいとき
- 一度電話したがつながらず、メールで折り返しをお願いしたいとき
- 社内の担当者に、外部からの電話対応をお願いしたいとき
ポイントは、ただ「電話ください」と書くのではなく、相手が動きやすい情報を先にそろえることです。
折り返し電話 依頼メールに入れるべき5つの項目
折り返し電話をお願いするメールでは、以下の5点を入れると伝わりやすくなります。
| 項目 | 入れる内容 | 例 |
|---|---|---|
| 誰からの依頼か | 会社名・氏名・所属 | 株式会社○○の山田です |
| 折り返してほしい理由 | 用件の概要 | ご契約内容の確認のため |
| 相手にしてほしいこと | 折り返し電話の依頼 | ご都合のよい際にお電話いただけますと幸いです |
| 電話可能な時間 | 対応しやすい時間帯 | 本日14時〜17時でしたら対応可能です |
| 連絡先 | 電話番号・必要ならメール | 090-1234-5678 |
要点は「相手が再確認しなくていい状態にすること」です。
「誰に」「何のために」「いつ」「どこへ電話すればよいか」が1通でわかると、折り返し率が上がりやすくなります。
件名の付け方
件名は、開いた瞬間に用件が伝わることが大切です。
社外向けの件名例
- 折り返しご連絡のお願い
- 【○○の件】お電話のお願い
- ご連絡のお願い(株式会社○○ 山田)
- 【至急】お電話にてご相談したい件
社内向けの件名例
- 【ご対応依頼】○○様よりお電話あり
- 【伝言】○○株式会社より折り返し希望
- 【要対応】○○の件でお電話がありました
件名で緊急性・用件・相手名が見えると、後回しにされにくくなります。
折り返し電話 依頼メール 例文
ここからは、実際に使いやすい文面を場面別に紹介します。
社外向けの基本例文
件名:折り返しご連絡のお願い
株式会社○○
○○様
いつもお世話になっております。
株式会社△△の山田です。
○○の件でご確認いただきたい事項があり、ご連絡いたしました。
お手数をおかけして恐縮ですが、
ご都合のよろしい際に、下記まで折り返しお電話をいただけますでしょうか。
本日は14時〜17時であれば対応可能です。
上記以外のお時間でも、可能な限り調整いたします。
電話番号:090-1234-5678
何卒よろしくお願い申し上げます。
急ぎで折り返し電話をお願いしたい場合
件名:【至急】お電話のお願い(○○の件)
株式会社○○
○○様
いつもお世話になっております。
株式会社△△の山田です。
○○の件で至急確認したい内容があり、ご連絡いたしました。
恐れ入りますが、
本日中に折り返しお電話をいただけますと幸いです。
私は本日18時まで電話対応が可能です。
ご都合がつかない場合は、メールにてご一報いただけましたら幸いです。
電話番号:090-1234-5678
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
急ぎの場合でも、命令調にしないことが大切です。
「至急」と書くなら、なぜ急ぐのかがうっすらでも伝わる文を添えると印象が和らぎます。
担当者が不在だったあとに送る例文
件名:お電話のお願い(○○の件)
株式会社○○
○○様
いつもお世話になっております。
株式会社△△の山田です。
先ほどお電話いたしましたが、ご不在とのことでしたので、
メールにて失礼いたします。
○○の件で一度お話ししたく存じます。
お手数をおかけしますが、ご都合のよい際に折り返しお電話をいただけますでしょうか。
本日であれば15時以降、明日であれば終日対応可能です。
電話番号:090-1234-5678
どうぞよろしくお願いいたします。
この形なら、電話した事実とメールを送った理由が自然に伝わります。
電話可能な時間帯を具体的に伝える例文
件名:折り返しご連絡のお願い
株式会社○○
○○様
お世話になっております。
株式会社△△の山田です。
○○の件でご相談したく、ご連絡いたしました。
恐れ入りますが、折り返しお電話をいただけますでしょうか。
私は本日13時〜16時、または明日10時〜12時であれば対応可能です。
もし上記のお時間が難しい場合は、
ご都合のよい時間帯をメールでお知らせいただけますと幸いです。
電話番号:090-1234-5678
何卒よろしくお願い申し上げます。
候補時間を書くと、相手の負担がぐっと減ります。
「いつでも大丈夫です」より、具体的なほうが親切です。
社内で電話対応をお願いする例文
件名:【ご対応依頼】○○株式会社よりお電話あり
○○部 ○○さん
お疲れ様です。山田です。
先ほど、○○株式会社の○○様よりお電話がありました。
内容は、先日送付した見積書についての確認とのことです。
折り返しのご連絡をご希望でしたので、
お手すきの際にご対応をお願いいたします。
ご連絡先:03-1234-5678
ご担当者:○○様
よろしくお願いします。
社内メールでは、社外向けほど硬くしなくても構いません。
その代わり、相手がすぐ電話できる情報を漏れなく入れましょう。
不在時はメール返信でもよいと添える例文
件名:ご連絡のお願い(○○の件)
株式会社○○
○○様
いつもお世話になっております。
株式会社△△の山田です。
○○の件で確認したい事項があり、ご連絡いたしました。
お手数をおかけしますが、
ご都合のよい際に折り返しお電話をいただけますでしょうか。
なお、もしお電話が難しい場合は、
メールにてご返信いただく形でも差し支えございません。
電話番号:090-1234-5678
何卒よろしくお願いいたします。
相手が多忙そうなときは、逃げ道を1つ作ると親切です。
「電話でないと困るのか、メールでもよいのか」を示すと、返信しやすくなります。
相手が動きやすい書き方のコツ
折り返し電話の依頼メールでは、丁寧さだけでなく実務のしやすさも重要です。
特に次の点を意識すると、文面の完成度が上がります。
用件をぼかしすぎない
悪い例
「お話ししたい件がございます」
良い例
「ご契約内容の確認でお電話をお願いしたく、ご連絡しました」
内容を全部書く必要はありませんが、何についての電話なのかは見えるようにしましょう。
相手の負担を減らす
- 電話番号を書く
- 対応可能時間を書く
- 急ぎなら期限を書く
- 担当者名を書く
- 代替手段があれば添える
この一手間で、メールの親切さが大きく変わります。
丁寧すぎて長くしすぎない
謝罪や前置きが長いと、結局何をしてほしいのかが埋もれます。
折り返し依頼メールは、次の順番がわかりやすいです。
- 名乗る
- 用件を伝える
- 折り返し電話をお願いする
- 時間帯・連絡先を書く
- 結び
失礼になりやすいNG表現と言い換え
折り返し電話の依頼で、少し強く聞こえやすい表現もあります。
そのままだと強く見えやすい表現
- 折り返しください
- 早めに電話ください
- すぐ連絡ください
- 取り急ぎ電話お願いします
やわらかく言い換えた表現
- ご都合のよろしい際に、折り返しお電話をいただけますでしょうか
- お手数をおかけしますが、ご連絡いただけますと幸いです
- 恐れ入りますが、本日中にご連絡をいただけますと助かります
- 差し支えない範囲で、お電話をお願いできますでしょうか
「ください」より「いただけますでしょうか」
「早めに」より「本日中に」「○時までに」
のほうが、角が立ちにくくなります。
電話とメールの使い分け
折り返し電話をお願いする前に、そもそも電話でお願いすべきか、メールで済むかを考えることも大切です。
電話を優先したいケース
- 急ぎの確認がある
- 誤解が起きやすい内容
- 細かな調整が必要
- 重要度が高い
- その場で結論を出したい
メールでも問題ないケース
- 緊急性が低い
- 内容が単純
- 記録を残したい
- 資料やURLを一緒に送りたい
- 相手が不在で、あとで確認してもらえればよい
迷ったときは、電話で主旨を伝え、詳細はメールで送る形が実務では使いやすいです。
よくある質問
「折り返しください」は失礼ですか
相手との関係によっては通じますが、ビジネスメールではやや直接的です。
社外向けなら、
「折り返しお電話をいただけますでしょうか」
「ご連絡いただけますと幸いです」
のほうが無難です。
折り返し電話の依頼は何時ごろ送るのがよいですか
相手の業務時間内に送り、電話希望時間も始業直後・昼休み・終業間際を避けると丁寧です。
とくに電話をお願いする場合は、メール本文でも
「本日14時〜17時で対応可能です」
のように書くと親切です。
電話番号は毎回書くべきですか
はい。署名に入っていても、本文にも一度書いておくと親切です。
相手はスマートフォンで見ていることも多く、本文内に番号があるほうが、そのまま折り返しやすくなります。
まとめ
折り返し電話 依頼メールで大切なのは、丁寧な言い回し以上に、相手がすぐ行動できることです。
覚えておきたいポイントは次のとおりです。
- 件名で用件がわかるようにする
- 折り返しをお願いする理由を簡潔に書く
- 電話可能な時間帯を具体的に示す
- 電話番号を本文にも入れる
- 強すぎる表現は避け、やわらかく依頼する
迷ったときは、まずこの一文を土台にすると使いやすいです。
「お手数をおかけしますが、ご都合のよろしい際に折り返しお電話をいただけますでしょうか。」
この形をベースに、用件・時間帯・連絡先を足せば、実務で十分通用する文面になります。
