承諾メール 例文|依頼や提案を受けるときの文例

依頼や提案を受ける場面では、「受けます」と伝えるだけでは少し足りません。
相手へのお礼、承諾する内容、必要な確認事項、締めのひと言まで入れてはじめて、感じのよい承諾メールになります。

特にビジネスメールでは、結論が早く、内容が具体的で、温度感が丁寧であることが大切です。
この記事では、承諾メールの基本の書き方から、そのまま使える例文、避けたい表現までまとめて解説します。

この記事を読めば、次のような悩みをまとめて解決できます。

  • 承諾メールはどういう順番で書けばいいのか
  • 「承諾いたします」「承知いたしました」はどう使い分けるのか
  • 依頼・提案・日程調整など、場面別にどう返せばいいのか
  • 失礼に見えにくい言い回しはどれか
目次

承諾メールとは

承諾メールとは、相手からの依頼・提案・申し出・日程案などを受ける意思を伝えるメールです。

ただ受け入れるだけでなく、次の3点が伝わる形にするのがポイントです。

  • 感謝していること
  • 何を承諾したのか
  • このあとどう進めるのか

たとえば、次のような場面で使います。

  • 打ち合わせ日程の提案を受ける
  • 仕事の依頼を引き受ける
  • 条件変更の申し出を受ける
  • 面談・面接・訪問の案内に応じる
  • 採用や内定の連絡に返事をする

同じ「受けます」という意味でも、相手や場面によって表現を変えると、ぐっと自然になります。

承諾メールの書き方|基本構成は4つだけ

承諾メールは、次の順番で書くと読みやすくなります。

1. 冒頭でお礼と名乗りを書く

最初に、相手からの連絡や提案へのお礼を書きます。
初回に近いやり取りや、社外宛てなら名乗りも入れると親切です。

  • このたびはご連絡いただき、ありがとうございます。
  • ご提案いただき、誠にありがとうございます。
  • いつもお世話になっております。株式会社〇〇の△△です。

2. 結論として承諾の意思をはっきり書く

承諾メールでいちばん大事なのは、受けるのかどうかを曖昧にしないことです。

  • ご依頼の件、承知いたしました。
  • ご提案いただいた内容にて、進めさせていただきます。
  • ご提示いただいた日程で、問題ございません。
  • 本件、お引き受けいたします。

3. 承諾する内容を具体的に書く

何を受けたのかが曖昧だと、後から行き違いが起こりやすくなります。
日時・場所・内容・条件など、必要な情報を短く添えましょう。

  • 5月10日(金)14時からの打ち合わせ日程で承知いたしました。
  • ご提案いただいた仕様Aの方向で進行いたします。
  • ご依頼いただいた資料修正につきまして、今週金曜までに対応いたします。

4. 締めのひと言で次の動きを示す

最後に、今後の進め方や簡単な挨拶を入れると、メールがきれいにまとまります。

  • 当日はどうぞよろしくお願いいたします。
  • 詳細は改めてご連絡いたします。
  • 引き続きよろしくお願い申し上げます。

承諾メールで使いやすい言い回し

「承諾メール 例文」を探している人が迷いやすいのが、どの表現を使えばよいかです。
まずは次の表を押さえておくと書きやすくなります。

スクロールできます
場面使いやすい表現印象
社外・取引先承知いたしました / 承りました丁寧で無難
提案を受けるご提案の内容にて進めさせていただきますやわらかい
依頼を引き受けるお引き受けいたしますはっきりしている
日程を受けるご提示いただいた日時で問題ございません実務的で明確
社内承知しました / 了解しました ※関係性によるややカジュアル
快く受ける印象を出したい喜んでお引き受けいたします前向き

迷ったら、社外は「承知いたしました」「承りました」寄りで考えると失敗しにくいです。

承諾メール 例文【そのまま使える文例】

ここからは、場面別にそのまま使いやすい文例を紹介します。
必要に応じて会社名・氏名・日時などを書き換えて使ってください。

基本の承諾メール 例文

もっとも汎用的な形です。
依頼にも提案にも使いやすい文面です。

件名:ご依頼の件

株式会社〇〇
〇〇様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびはご連絡いただき、ありがとうございます。

ご依頼いただきました件、承知いたしました。
内容を確認のうえ、進めさせていただきます。

詳細につきましては、改めてご連絡いたします。
何卒よろしくお願いいたします。

署名

この文例のポイントは、お礼→承諾→今後の流れが短く入っていることです。
まずはこの形を基準にすると書きやすくなります。

提案を受ける承諾メール 例文

相手の案や方針に賛成し、受け入れるときの文例です。

件名:ご提案内容について

株式会社〇〇
〇〇様

いつもお世話になっております。
ご提案いただき、誠にありがとうございます。

ご提案いただいた内容を拝見し、弊社としてもその方向で進めたく存じます。
本件、ご了承ではなく、正式に承る形で進行いたします。

詳細な進め方につきましては、追ってご相談させてください。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

署名

提案を受けるメールでは、「ありがとうございます」だけで終わらず、採用する方向を明示することが大切です。

日程調整を承諾するメール 例文

打ち合わせ・商談・面談などの日程提案に返信する場合の文例です。

件名:ご提示日程の件

株式会社〇〇
〇〇様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
日程をご提案いただき、ありがとうございます。

ご提示いただいた5月10日(金)14:00〜15:00の日程で承知いたしました。
当日はオンラインにて参加いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

署名

日程承諾メールでは、承諾する日時を本文にもう一度書くのがコツです。
これだけで行き違いがかなり減ります。

仕事の依頼を引き受ける承諾メール 例文

作業や対応依頼を受けるときの例文です。

件名:ご依頼の件、承りました

株式会社〇〇
〇〇様

いつもお世話になっております。
このたびはご依頼いただき、誠にありがとうございます。

ご依頼の件、承りました。
5月15日(水)までを目安に対応を進めてまいります。

完了しましたら、あらためてご連絡いたします。
何卒よろしくお願いいたします。

署名

単に「承知しました」と返すより、期限や次の連絡予定まで書くと実務で役立つメールになります。

条件付きで承諾するメール 例文

基本的には受けるが、条件確認や補足が必要な場合の文例です。

件名:ご提案の件

株式会社〇〇
〇〇様

いつもお世話になっております。
ご提案いただき、ありがとうございます。

本件、基本的には承知いたしました。
進行にあたり、納期のみ5月20日まででお願いできればと存じます。
その条件にて問題なければ、正式に進めさせていただければ幸いです。

お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

署名

条件付き承諾では、受ける意思と確認事項を分けて書くとわかりやすくなります。
最初から断っている印象になりにくいのも利点です。

社内向けの承諾メール 例文

社内メールは少し簡潔でも構いません。
ただし、日時や対応内容は省かないほうが安全です。

件名:ミーティング日程の件

〇〇さん

お疲れさまです。
連絡ありがとう。

5月12日(月)10時からのミーティング日程で承知しました。
当日は会議室Aでお願いします。

よろしくお願いします。

署名

社内でも、相手が上司や他部署の人なら、少し丁寧めに整えると安心です。

採用・内定の連絡に返信する承諾メール 例文

「承諾メール 例文」で多いのが、採用や内定への返信です。
一般の依頼メールとは少し違い、感謝と正式な意思表示をしっかり入れるのがポイントです。

件名:Re: 内定のご連絡

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学の△△です。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

謹んで貴社からの内定をお受けいたします。
入社後は一日も早く貢献できるよう努めてまいります。

今後の手続き等につきまして、ご案内いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

署名

この場面では、お礼→承諾→今後の確認の順にすると、落ち着いた印象になります。

承諾メールを丁寧に見せるコツ

ここは、例文をそのまま使うだけでは出しにくい差がつく部分です。

まず感謝を入れる

承諾メールは、相手の提案や依頼があって初めて成り立つメールです。
そのため、最初にお礼を入れるだけで印象がやわらかくなります。

  • ご連絡ありがとうございます。
  • ご提案いただき、誠にありがとうございます。
  • このたびはお声がけいただき、ありがとうございます。

承諾内容は具体的に言い直す

「承知しました」だけでは、相手が
「何を受けてもらえたのか」
「認識違いはないか」
を判断しにくいことがあります。

たとえば、

  • 〇月〇日〇時の打ち合わせ
  • ご提案いただいた進行案
  • 納期変更後のスケジュール

のように、対象をもう一度書くと丁寧です。

次の一手を書く

承諾メールで好印象になりやすいのは、相手が次に何を待てばよいかがわかるメールです。

たとえば、

  • 詳細は追ってお送りします。
  • 当日のURLは前日までに共有いたします。
  • 完了後、あらためてご報告いたします。

と書いておけば、相手も安心できます。

承諾メールで避けたいNG表現

承諾メールは短いぶん、言い回しひとつで印象が変わります。
ここでは避けたい表現をまとめます。

「了解しました」を社外で使う

社内では使われることもありますが、社外や目上にはより丁寧な表現に寄せたほうが無難です。

言い換え例

  • 了解しました → 承知いたしました
  • わかりました → 承りました
  • OKです → 問題ございません

「ご承諾させていただきます」と書く

これは不自然に感じられやすい表現です。
相手の依頼や提案を自分が受けるときは、次のような言い方のほうが自然です。

  • 承知いたしました
  • 承りました
  • お引き受けいたします
  • ご提案の内容にて進めさせていただきます

結論が遅い

事情説明から入ってしまうと、相手は「結局どうなのか」がわかりません。
承諾メールでは、先に結論を書くのが基本です。

何を承諾したのか書いていない

「承知いたしました」だけでは、後で認識違いが起きることがあります。
日程・件名・内容のどれかは入れておきましょう。

返信が遅いのに一言もない

返信が遅れた場合は、冒頭で軽くお詫びしてから結論に入りましょう。

  • ご連絡が遅くなり申し訳ございません。
  • 返信が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。

ただし、お詫びを長々と書きすぎないことも大切です。

承諾メールの件名はどう書く?

件名は、相手が見たときにひと目で用件がわかる形が理想です。

おすすめの件名例

  • ご依頼の件
  • ご提案内容について
  • ご提示日程の件
  • 〇月〇日打ち合わせ日程の件
  • Re: ご連絡ありがとうございます

返信メールなら、件名を大きく変えずにやり取りをつなげる形でも問題ありません。
ただし、新しい話題に変わる場合は、件名も整理すると親切です。

承諾メールに入れておきたい要素チェックリスト

送る前に、次の項目をざっと確認すると安心です。

  • 宛名は正しいか
  • お礼の一文があるか
  • 承諾の意思がはっきり書かれているか
  • 承諾する内容が具体的か
  • 必要な日時・場所・条件が入っているか
  • 締めの一文があるか
  • 署名が入っているか
  • 誤字・脱字がないか

特に、短いメールほど誤字や書き漏れが目立ちやすいので、送信前の見直しは大切です。

よくある質問

承諾メールはいつまでに返信すべきですか?

基本はできるだけ早くです。
すぐに返せる内容なら、早めの返信のほうが誠実に見えます。

判断に時間がかかる場合でも、放置せずに
「確認のうえ改めてご連絡します」
と一度返しておくと親切です。

承諾するときに「了承しました」は使えますか?

意味として通じる場面はありますが、社外や目上への返信では「承知いたしました」「承りました」のほうが無難です。
ビジネスメールでは、相手との関係性を考えて、より丁寧な表現を選ぶほうが安心です。

急ぎの承諾はメールだけで大丈夫ですか?

内容によります。
日程や通常の依頼ならメールで問題ないことが多いですが、急ぎの連絡や謝罪を伴う場面では電話のほうが適する場合があります。
メールだけで済ませるか迷うときは、相手の緊急度で判断しましょう。

まとめ

承諾メールは、長く書く必要はありません。
大切なのは、次の4点です。

  • お礼を書く
  • 承諾の意思をはっきり示す
  • 何を受けるのか具体的に書く
  • 次の流れを添える

迷ったときは、まずこの形で考えてみてください。

お礼 → 結論 → 具体事項 → 締め

この順番を守るだけで、承諾メールはかなり整います。
例文をそのまま使うだけでなく、相手との関係や場面に合わせて少し調整できるようになると、さらに自然で感じのよいメールになります。

この記事を書いた人

敬語・丁寧表現、メール・LINEの文例、言葉の意味や違い、言い換え表現、表記ゆれなど、日常や仕事で迷いやすい日本語表現を実用重視で解説しています。
辞書・公的情報・一般的な使用実態などを確認しながら、初心者にもわかりやすい記事作成を心がけています。

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