学校に欠席メールを送るときは、長く書くことよりも、必要な情報をすぐ読める形で伝えることが大切です。
とくに先生側が知りたいのは、次の5点です。
- 誰が休むのか
- いつ休むのか
- どの授業・どの日に関する連絡か
- 理由は何か
- 学校側で追加確認が必要かどうか
この5点がそろっていれば、丁寧で実用的なメールになります。
学校欠席メールで最初に確認したいこと
まず大前提として、欠席連絡の方法は学校ごとに違います。
最近は電話だけでなく、フォーム・専用システム・メールで受け付ける学校があり、当日朝の8時ごろ〜8時20分ごろまでに連絡を求める案内や、兄弟姉妹は別々に送信するよう求める案内も見られます。高校では、件名や本文に学年・組・番号・氏名・理由・連絡者まで指定している学校もあります。送る前に、学校配布の案内・Webサイト・連絡アプリの指示を優先してください。
また、大学・専門学校では、学生本人が授業担当教員へ直接連絡する扱いの例があり、件名や本文に授業科目名・時限・学籍番号・氏名・欠席理由を入れるよう案内している大学もあります。学校や授業ごとに、メールではなくLMS・学内システム・指定フォームを使う場合もあるため、シラバスや学務案内を先に確認しましょう。 ([東京都立大学][1])
感染症などでは、通常の欠席連絡とは別に出席停止や必要書類の提出が関わることがあります。扱いは学校ごとの規程に従うため、自己判断で簡略化せず、学校からの案内を確認するのが安全です。 ([東京都立大学][1])
学校欠席メールに入れるべき項目
欠席メールは、次の形にすると読みやすくなります。
保護者が送る場合
- 件名
- 学年・組・児童生徒名
- 保護者名
- 欠席日
- 理由
- 連続欠席なら期間
- 必要なら連絡事項
本人が送る場合
- 件名
- 宛名
- 所属・学年
- 学籍番号
- 氏名
- 欠席する授業や日時
- 欠席理由
- 必要なら課題・配布資料・追試などの確認
ポイントは、相手が一目で処理できることです。
「すみません、休みます」だけでは情報が足りません。
反対に、事情を細かく書きすぎると読みづらくなります。
保護者が学校に送る欠席メールの基本形
保護者向けの欠席メールは、次の流れで書くと失敗しにくいです。
件名の書き方
件名は、開いた瞬間に内容がわかる形にします。
例
- 【欠席連絡】3年2組 山田花子(4月10日)
- 欠席のご連絡(2年1組 山田太郎)
- 【本日欠席】1年3組 山田花子
本文の書き方
本文はこの順番でまとめると自然です。
- あいさつ
- 誰の連絡か
- 本日休むこと
- 理由
- 必要があれば補足
- 結び
型にすると、こうなります。
いつもお世話になっております。
○年○組の○○の保護者、○○です。
本日は、○○のため欠席いたします。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
これだけでも十分実用的です。
保護者向けの学校欠席メール例文
体調不良で休むときの例文
件名:【欠席連絡】2年1組 山田花子(4月10日)
いつもお世話になっております。
2年1組 山田花子の母、山田です。
本日は発熱のため、欠席いたします。
自宅で様子を見ております。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
腹痛・頭痛などで当日休むときの例文
件名:【本日欠席】1年3組 山田太郎
いつもお世話になっております。
1年3組 山田太郎の保護者、山田です。
本日は腹痛のため、欠席させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
通院・受診で欠席するときの例文
件名:【欠席連絡】3年2組 山田花子(通院)
いつもお世話になっております。
3年2組 山田花子の母、山田です。
本日は通院のため、午前中を欠席いたします。
受診後の状況により、午後から登校する場合は改めてご連絡いたします。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
家庭の事情で休むときの例文
件名:欠席のご連絡(2年1組 山田太郎)
いつもお世話になっております。
2年1組 山田太郎の保護者、山田です。
本日は家庭の事情により、欠席いたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
理由を詳しく言いにくいときは、無理に細かく書かなくて大丈夫です。
「家庭の事情」「体調不良」など、必要な範囲で簡潔に伝えれば足ります。
数日休むときの例文
件名:【欠席連絡】1年2組 山田花子(4月10日〜4月12日)
いつもお世話になっております。
1年2組 山田花子の保護者、山田です。
体調不良のため、4月10日から4月12日まで欠席予定です。
状況が変わる場合は、改めてご連絡いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
インフルエンザや感染症の可能性があるときの例文
件名:【欠席連絡】2年4組 山田太郎
いつもお世話になっております。
2年4組 山田太郎の保護者、山田です。
発熱があり受診予定のため、本日は欠席いたします。
学校で必要な手続きがございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
この書き方なら、診断前でも無理なく連絡できます。
診断後に追加連絡が必要な学校もあるため、その場合は学校の案内に従いましょう。 ([東京都立大学][1])
本人が送る学校欠席メールの基本形
ここでは、大学・専門学校・高専などで本人が送るケースを想定して解説します。
本人が送るメールでは、保護者連絡よりも識別情報が重要です。
先生は多くの学生を担当しているため、授業名・曜日時限・学籍番号・氏名がすぐ分かるメールのほうが親切です。大学の案内でも、こうした項目を件名や本文に入れる例が見られます。 ([東京都立大学][1])
本人向け件名の書き方
例
- 本日3限 英語表現Aを欠席します(経済学部2年 123456 山田太郎)
- ゼミ欠席のご連絡(3年 山田太郎)
- 4月10日授業欠席のご連絡(学籍番号123456 山田太郎)
本文の基本形
○○先生
お世話になっております。
○○学部○年、学籍番号123456、山田太郎です。
本日3限の英語表現Aですが、体調不良のため欠席いたします。
必要な課題や連絡事項がありましたら、ご教示いただけますと幸いです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
本人向けの学校欠席メール例文
体調不良で授業を休むとき
件名:本日2限 欠席のご連絡(学籍番号123456 山田太郎)
○○先生
お世話になっております。
○○学部2年、学籍番号123456の山田太郎です。
本日2限の○○ですが、体調不良のため欠席いたします。
ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
課題や確認事項がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
通院のため休むとき
件名:授業欠席のご連絡(4月10日・学籍番号123456 山田太郎)
○○先生
お世話になっております。
○○学部1年、学籍番号123456の山田太郎です。
本日4月10日の○限 ○○の授業を、通院のため欠席いたします。
ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
就職活動で休むとき
件名:授業欠席のご連絡(学籍番号123456 山田太郎)
○○先生
お世話になっております。
○○学部3年、学籍番号123456の山田太郎です。
本日3限の○○の授業を、就職活動のため欠席いたします。
必要な手続きや提出物がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
ゼミを休むとき
件名:本日のゼミ欠席について(山田太郎)
○○先生
お世話になっております。山田太郎です。
本日のゼミですが、体調不良のため欠席いたします。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
資料や今後の進め方について、確認すべき点がありましたら対応いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
学校欠席メールで失礼になりにくい言い回し
欠席メールでは、丁寧すぎる美文よりも、自然で簡潔な敬語が向いています。
使いやすい表現は次のとおりです。
- 「本日は欠席いたします」
- 「体調不良のため欠席いたします」
- 「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします」
- 「必要な連絡事項がございましたら、ご教示ください」
- 「状況が変わりましたら、改めてご連絡いたします」
反対に、少し避けたい表現もあります。
- 「たぶん休みます」
- 「しんどいので行けません」
- 「一応連絡です」
- 「休みでお願いします」
- 「よろしくです」
学校への連絡は、やわらかくても崩しすぎないことが大切です。
学校欠席メールで避けたいNG例
誰の欠席かわからない
本日休みます。よろしくお願いします。
これでは、
本人なのか保護者なのか、
何年何組なのか、
誰のことなのかが分かりません。
理由が長すぎる
事情を詳しく説明しすぎると、かえって要点がぼやけます。
欠席連絡では、必要な範囲の説明で十分です。
件名が空白・あいまい
先生は忙しいため、件名が
「お世話になっております」
「ご連絡」
だけだと見落とされやすくなります。
学校指定の方法を無視する
学校によっては、メールではなくフォーム・アプリ・電話が正式ルールです。
その場合は、メール文がどれだけ丁寧でも、連絡方法として不十分になることがあります。 ([文部科学省][2])
コピペで使える超短文テンプレ
保護者向け超短文
いつもお世話になっております。
○年○組の○○の保護者、○○です。
本日は体調不良のため欠席いたします。
よろしくお願いいたします。
保護者向け・家庭の事情
いつもお世話になっております。
○年○組の○○の保護者、○○です。
本日は家庭の事情により欠席いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
本人向け超短文
○○先生
お世話になっております。
○○学部○年、学籍番号123456、山田太郎です。
本日○限の○○を体調不良のため欠席いたします。
よろしくお願いいたします。
本人向け・課題確認あり
○○先生
お世話になっております。
○○学部○年、学籍番号123456、山田太郎です。
本日○限の○○を欠席いたします。
課題や連絡事項がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
ケース別に迷ったときの考え方
理由をどこまで書くべきか
迷ったら、学校側が対応に必要な範囲だけで十分です。
- 体調不良
- 通院
- 家庭の事情
- 就職活動
- 忌引き
- 実習・公的手続き
この程度でも、多くの場面で実用的です。
課題の確認まで書くべきか
小中高校の保護者連絡なら、まずは欠席の連絡を優先。
大学・専門学校で本人が送る場合は、必要に応じて
「課題や配布資料があれば教えてください」
まで書くと実務的です。
返信がないときはどうするか
学校の運用によっては、返信が来ないこと自体が通常です。
一方で、自動返信や学校からの折り返しを前提にしているケースもあります。案内に「自動返信を確認」「必要に応じて学校から連絡」とある学校もあるため、不安なときは学校指定の方法で再確認しましょう。 ([senkawa-e.musashino-city.ed.jp][3])
そのまま使えるまとめ
学校欠席メールは、次の3点を押さえれば十分です。
1. だれが休むかを明確にする
学年・組・氏名、または学籍番号まで入れる。
2. 理由は簡潔に伝える
長い説明より、必要な情報を優先する。
3. 学校ごとの正式ルールを優先する
メールが使えるとは限らず、フォーム・アプリ・電話が指定されていることもある。
つまり、いちばん大切なのは、
「丁寧に書くこと」より「学校が必要とする情報を、学校指定の方法で、すぐ分かる形で送ること」です。
この記事の例文を土台にして、
学校名・学年・氏名・理由だけ差し替えれば、そのまま使いやすいメールになります。
