招待や案内に対して「参加します」と返すメールは、長く書く必要はありません。
ただし、短すぎるとそっけなく見えやすく、丁寧すぎると回りくどくなりやすいのが難しいところです。
参加返信メールは、次の4点が入っていれば十分伝わります。
- 案内へのお礼
- 参加する意思
- 必要があれば補足情報
- 締めのあいさつ
まずは、いちばん使いやすい基本形から押さえましょう。
参加返信メールでまず押さえたい基本形
参加返信メールは、次の順番で書くとまとまりやすくなります。
1. 案内へのお礼を書く
最初に、案内してもらったことへの感謝を入れます。
例
- ご案内いただき、ありがとうございます。
- お声がけいただき、誠にありがとうございます。
- このたびはご連絡をいただき、ありがとうございます。
2. 参加の意思をはっきり伝える
いちばん大事なのは、参加するかどうかを曖昧にしないことです。
例
- 当日は参加させていただきます。
- 当日、出席いたします。
- ぜひ参加させていただければと存じます。
「行けたら行きます」「たぶん参加できます」のような表現は、相手が判断しにくいため避けたほうが無難です。
3. 必要に応じて補足を書く
必要がある場合だけ、次のような情報を添えます。
- 参加人数
- 到着予定時刻
- オンライン参加の希望
- 当日の連絡先
- 持参物や確認事項
4. 締めの一言で終える
最後は、短く丁寧に締めます。
例
- 当日はどうぞよろしくお願いいたします。
- 当日を楽しみにしております。
- 何卒よろしくお願い申し上げます。
件名と表現の選び方
参加返信メールでは、本文だけでなく件名や言い回しも大切です。
とくに迷いやすいのが、「参加」「出席」「伺います」の使い分けです。
| 場面 | 向いている表現 | 例 |
|---|---|---|
| セミナー・懇親会・説明会 | 参加 | 当日は参加させていただきます。 |
| 会議・式典・祝賀会 | 出席 | 当日は出席いたします。 |
| 面談・訪問・個別面接 | 伺います/参ります | 当日は○時に伺います。 |
件名は基本的にわかりやすくする
返信メールでは、相手から届いた件名をそのまま使って Re: で返すのが自然です。
新しく件名を付ける場合は、次のようにすると伝わりやすくなります。
例
- 件名:○月○日セミナー参加のご連絡
- 件名:懇親会参加のご返信
- 件名:式典出席のご連絡
- 件名:会社説明会参加のご返信(氏名)
「参加します」だけでもいいのか
社内や気心の知れた相手なら「参加します」でも通じます。
ただし、取引先や目上の相手には、少し丁寧にしておくほうが安心です。
おすすめの言い換え
- 参加します → 参加いたします
- 参加します → 参加させていただきます
- 行きます → 伺います/参ります
- 出ます → 出席いたします
参加返信メールの例文【そのまま使える】
ここからは、コピペしやすいように場面別でまとめます。
必要なところだけ、自分の情報に置き換えて使ってください。
基本文例
件名:Re: ご案内ありがとうございます
○○様
お世話になっております。
○○の△△です。
このたびはご案内をいただき、ありがとうございます。
当日は参加させていただきます。
当日を楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
社内向けの参加返信メール
件名:Re: 懇親会のご案内
○○さん
お疲れさまです。△△です。
懇親会のご案内ありがとうございます。
参加します。
当日はよろしくお願いします。
社内向けは、相手との関係によって少しくだけた表現でも問題ありません。
ただし、上司や役職者が含まれる場合は、次のように少し整えると安心です。
件名:Re: 懇親会のご案内
○○部長
お疲れさまです。△△です。
懇親会のご案内をありがとうございます。
当日は参加いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
取引先・目上の相手への参加返信メール
件名:Re: ○○会のご案内
○○株式会社
○○様
いつもお世話になっております。
△△株式会社の□□でございます。
このたびは○○会へご案内いただき、誠にありがとうございます。
当日は参加させていただきます。
皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
式典・祝賀会など、やや格式のある場面の例文
件名:Re: ○○祝賀会のご案内
○○株式会社
○○様
平素より大変お世話になっております。
△△株式会社の□□でございます。
このたびはご丁寧なご案内を賜り、誠にありがとうございます。
当日は慶んで出席させていただきます。
貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。
当日はどうぞよろしくお願い申し上げます。
「慶んで出席させていただきます」は、祝賀会や記念式典のような
お祝いの意味合いが強い場面で使いやすい表現です。
セミナー・説明会への参加返信メール
件名:○月○日会社説明会参加のご連絡
○○株式会社
採用ご担当者様
お世話になっております。
○○大学の△△と申します。
このたびは会社説明会のご案内をいただき、ありがとうございます。
○月○日開催の説明会に参加させていただきます。
当日は何卒よろしくお願いいたします。
就活や説明会では、学校名や氏名がわかる形にしておくと相手が確認しやすくなります。
オンライン開催に参加する場合の例文
件名:Re: オンラインセミナーのご案内
○○様
お世話になっております。△△です。
ご案内いただき、ありがとうございます。
当日はオンラインにて参加させていただきます。
視聴URLなど、事前に確認すべき事項がございましたらご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
複数名で参加する場合の例文
件名:Re: お打ち合わせのご案内
○○様
いつもお世話になっております。
△△株式会社の□□です。
ご案内をいただき、ありがとうございます。
当日は、私と○○の2名で参加いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
返信が遅れてしまった場合の例文
件名:Re: ご案内ありがとうございます
○○様
お世話になっております。△△です。
ご返信が遅くなり申し訳ございません。
このたびはご案内をいただき、ありがとうございます。
当日は参加させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
遅れた場合は、言い訳を長く書かず、ひとことお詫びして本題に入るのが読みやすい書き方です。
一言添えるだけで印象がよくなるフレーズ
参加の意思だけでも成立しますが、短いひと言があると印象がやわらかくなります。
無難で使いやすい一言
- 当日はどうぞよろしくお願いいたします。
- 当日を楽しみにしております。
- お目にかかれますことを楽しみにしております。
- 貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
やわらかい印象にしたいとき
- お声がけいただき、うれしく思っております。
- 参加の機会をいただき、ありがとうございます。
- 当日お話しできることを楽しみにしております。
確認事項を添えたいとき
- 当日の受付方法をご教示いただけますと幸いです。
- 開始時刻に変更がございましたらお知らせください。
- 持参物がございましたらご教示いただけますと幸いです。
参加返信メールで失礼になりやすいNG例
参加返信メールは短文でよい一方、短いからこそ雑に見えやすいことがあります。
次の点には気をつけましょう。
「参加します」だけで終わる
たとえば、本文が一行だけで
参加します。
だと、要件は伝わってもぶっきらぼうに見えることがあります。
最低でも、お礼+参加意思+締めの3つは入れておくのが安心です。
日程や行事名を毎回くどく書き直す
相手の案内メールにすでに詳細がある場合、同じ情報をすべて書き直す必要はありません。
必要なところだけ触れるほうがすっきりします。
「参加」と「伺う」を混同する
個別面談や訪問の場面で、
- 参加させていただきます
としてしまうと、やや不自然に感じることがあります。
その場合は、
- ○時に伺います
- 当日は参ります
のほうが自然です。
「させていただきます」を詰め込みすぎる
丁寧にしようとして、
- ご案内させていただきありがとうございます
- 参加させていただきたく存じます
- よろしくお願いさせていただきます
のように重ねると、かえって読みにくくなります。
一通の中で必要なところだけ丁寧にするほうが、自然で伝わりやすいです。
返信不要の案内に長文で返す
案内文に「返信不要」と書かれている場合は、返信しないほうがよいこともあります。
また、カレンダー招待ではメール本文ではなく、システム上の承諾ボタンで返答する運用もあります。
迷ったときに使える短いテンプレート
文面を考える時間がないときは、次のテンプレートで十分です。
最短テンプレート
○○様
ご案内ありがとうございます。
当日は参加いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
ていねいめテンプレート
○○様
いつもお世話になっております。
このたびはご案内をいただき、誠にありがとうございます。
当日は参加させていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
確認付きテンプレート
○○様
お世話になっております。
ご案内いただき、ありがとうございます。
当日は参加させていただきます。
持参物等ございましたらご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
参加返信メールを自然に見せるコツ
最後に、文例をそのまま使うときのコツをまとめます。
- 相手との関係に合わせて敬語の濃さを変える
- 参加する意思は早めの位置ではっきり書く
- 補足情報は必要な分だけに絞る
- 一言添えて、機械的な印象をやわらげる
- 迷ったら短く、でも無愛想にならない形に整える
参加返信メールは、うまく書こうとしすぎるより、
わかりやすく、失礼なく、すぐ判断できる文面にすることが大切です。
「お礼」→「参加します」→「締め」の流れを押さえれば、ほとんどの場面で十分通用します。
まずは基本形を使い、相手や場面に合わせて少しずつ言い回しを変えていくと、自然な返信メールが書きやすくなります。
